「新しいOutlookと従来のOutlook(Classic)は何が違う?」
「結局、自分はどちらを使えばいい?」
Outlookを使っていると、新しいOutlookとClassicのどちらを選べばいいのか迷いますよね。
先に結論を言うと、新しいOutlookとClassicは、単純にどちらが優れているというものではありません。
シンプルな操作や新しいMicrosoftの環境を重視するなら、新しいOutlookが向いています。
一方、従来の機能や細かな設定、VBAマクロやCOMアドインなどを利用している場合は、Classicのほうが適しているケースがあります。
重要なのは、「仕事ならClassic」「個人なら新しいOutlook」と一律に決めるのではなく、自分が必要とする機能がどちらに対応しているかを確認することです。
この記事では、新しいOutlookとClassicの違いを機能・操作性・用途別に比較し、どちらを選べばいいのかを分かりやすく解説します。
すでにClassicを使いたいと考えている方は、導入方法も確認しておきましょう。
また、新しいOutlookへ切り替えたもののClassicへ戻したい方は、以下の記事も参考にしてください。
- 新しいOutlookとClassicの違い【比較表】
- 最大の違いは「設計」と「利用できる機能」
- 新しいOutlookのメリット・デメリット
- Outlook Classicのメリット・デメリット
- PSTを使っている人は注意
- オフラインで使うならどっち?
- POPメールは新しいOutlookでも使える?
- 新しいOutlookとClassicはどっちを使うべき?
- 迷ったら「今使っている機能」を確認しよう
- 新しいOutlookからClassicに戻すことはできる?
- Outlook Classicはいつまで使える?
- Outlook Classicを使いたい場合は?
- 新しいOutlookとClassicに関するよくある質問
- まとめ:新しいOutlookとClassicは「必要な機能」で選ぼう
新しいOutlookとClassicの違い【比較表】
まずは、主な違いを一覧で確認しましょう。
| 比較項目 | 新しいOutlook | Outlook Classic |
|---|---|---|
| 基本設計 | 新しいOutlookとして開発された環境 | 従来型のデスクトップ版Outlook |
| 操作性 | シンプルな新しいUI | 従来のOutlookに慣れた人向け |
| POP | 利用可能 | 利用可能 |
| IMAP | 利用可能 | 利用可能 |
| PST | 部分的に利用可能 | 利用可能 |
| オフライン | 部分的に利用可能 | 利用可能 |
| COMアドイン | サポート対象外 | 利用可能 |
| Webアドイン | 利用可能 | 利用可能 |
| VBAマクロ | サポート対象外 | 利用可能 |
| ネットワーク共有上のファイルへのアクセス | サポート対象外 | 利用可能 |
| 細かな設定・従来機能 | 対応状況の確認が必要 | 豊富 |
| 今後の方向性 | Microsoftが移行を進めている | 少なくとも2029年までは利用可能 |
※機能の対応状況は、利用するアカウントやMicrosoft 365の契約、環境などによって異なる場合があります。
特に注目したいのが、PST、オフライン、COMアドイン、VBAマクロです。
Classicでこれらを利用している場合、新しいOutlookへ移行する前に対応状況を確認してください。
最大の違いは「設計」と「利用できる機能」
新しいOutlookとClassicの違いを理解するとき、「新しいか古いか」だけで判断するのはおすすめしません。
両者では、対応している機能や操作方法が異なります。
新しいOutlookはシンプルな操作を重視
新しいOutlookは、従来のClassicとは異なる新しい環境として開発されています。
画面構成も整理されており、メールや予定表などの基本機能をシンプルに利用したい人には使いやすいでしょう。
Microsoft 365などのクラウドサービスと組み合わせて利用する人にとっても、選択肢になります。
ただし、Classicで利用していた機能がすべて同じように使えるわけではありません。
Classicは従来の機能が充実
Outlook Classicは、長年利用されてきたWindows向けの従来型Outlookです。
細かな設定や従来の機能、各種アドインなど、現在もClassicで利用できる機能があります。
そのため、Classicを長年使っている人が新しいOutlookへ移行すると、「今まで使っていた機能がない」「操作方法が違う」と感じることがあります。
新しいOutlookのメリット・デメリット
新しいOutlookのメリット
シンプルな画面で使いやすい
新しいOutlookは、従来のClassicとは異なるシンプルなユーザーインターフェースを採用しています。
メールや予定表など、基本的な機能を中心に使いたい人なら、操作を覚えやすいでしょう。
新しいMicrosoftの環境に合わせやすい
Microsoftは新しいOutlookへの移行を進めています。
これからOutlookを使い始める人にとっては、新しいOutlookの操作に慣れておくことにもメリットがあります。
一部の新しい機能を利用できる
新しいOutlookには、Classicとは異なる新しい機能も追加されています。
そのため、「Classicのほうがすべての機能で上」というわけではありません。
新しいOutlookのデメリット
一方で、Classicで利用していた機能が、新しいOutlookでは利用できない場合があります。
特に注意したいのが、
- PST
- オフライン機能
- COMアドイン
- VBAマクロ
- ネットワーク共有上のファイルへのアクセス
などです。
Classicでこれらを利用している場合は、移行前に確認しておきましょう。
Outlook Classicのメリット・デメリット
Outlook Classicのメリット
従来の豊富な機能を利用できる
Classicは、長年にわたって利用されてきたOutlookです。
そのため、細かな設定や従来型の機能を必要とするユーザーには、現在も重要な選択肢です。
VBAマクロを利用できる
業務でOutlookを自動化している場合は、VBAマクロの対応が重要になります。
Microsoftの機能比較では、VBAマクロはClassicでは利用できますが、新しいOutlookではサポートされていません。
そのため、OutlookでVBAを利用している場合は、新しいOutlookへ移行する前に十分な確認が必要です。
COMアドインを利用できる
COMアドインについても、新しいOutlookとClassicで対応が異なります。
Microsoftの比較では、COMアドインはClassicでは利用できますが、新しいOutlookではサポートされていません。
会社独自のシステムや外部サービスとOutlookを連携させている場合は、ここを必ず確認してください。
Outlook Classicのデメリット
Classicは機能が豊富な一方で、設定項目が多く、初めて使う人には複雑に感じることがあります。
また、Microsoftは新しいOutlookへの移行を進めているため、Classicを使い続ける場合でも、将来的な移行について考えておく必要があります。
ただし、Classicがすぐに使えなくなるわけではありません。
PSTを使っている人は注意
新しいOutlookとClassicを比較するうえで、PSTの対応状況は重要です。
Microsoftの機能比較では、PSTについて、
- 新しいOutlook:部分的に利用可能
- Classic:利用可能
となっています。
そのため、PSTファイルを使ってメールデータを管理している場合は、安易に新しいOutlookへ移行しないほうがいいでしょう。
現在どのようにPSTを利用しているのかを確認し、必要な機能が新しいOutlookでも利用できるか確認してから移行してください。
オフラインで使うならどっち?
「新しいOutlookはオフラインでは使えない」と考えている人もいますが、これは正確ではありません。
新しいOutlookでもオフラインアクセスは利用できます。
ただし、Microsoftの機能比較では、新しいOutlookのオフライン対応は「部分的に利用可能」とされています。
Classicはオフライン利用に対応しているため、インターネット接続がない環境での利用や、従来型のオフライン機能を重視する場合は、対応範囲を比較して選ぶ必要があります。
POPメールは新しいOutlookでも使える?
POPメールについても注意が必要です。
新しいOutlookでもPOPは利用可能です。
そのため、
「POPを使っているから新しいOutlookは使えない」
というわけではありません。
ただし、Classicと新しいOutlookでは、利用できる機能やデータの扱いなどに違いがあります。
POPメールを利用している場合は、「POPに対応しているか」だけで判断せず、現在利用しているメール環境や必要な機能がそのまま使えるかを確認してください。
新しいOutlookとClassicはどっちを使うべき?
結論として、用途だけで判断するのではなく、現在利用している機能を基準に選ぶのがおすすめです。
新しいOutlookがおすすめな人
以下に当てはまるなら、新しいOutlookを検討しやすいでしょう。
- シンプルな画面でメールを使いたい
- 基本的なメール・予定表機能が中心
- 新しいOutlookの環境に慣れておきたい
- Classic特有の高度な機能を必要としていない
- 利用しているアドインやデータが新しいOutlookに対応している
Outlook Classicがおすすめな人
以下に当てはまるなら、Classicを使い続ける選択肢があります。
- 現在Classicを使っていて環境を変えたくない
- VBAマクロを利用している
- COMアドインを利用している
- PSTを利用している
- 従来の細かな設定や機能を利用している
- ネットワーク共有上のファイルなど、Classicで利用できる機能が必要
- 新しいOutlookで必要な機能がまだ利用できない
迷ったら「今使っている機能」を確認しよう
新しいOutlookとClassicのどちらにするか迷ったら、次の3ステップで判断すると分かりやすいです。
STEP1:現在使っている機能を洗い出す
まず、現在のOutlookで何をしているのかを確認します。
単純なメール送受信だけなのか、それとも、
- PST
- VBAマクロ
- COMアドイン
- オフライン機能
- 特殊なメール設定
- 外部サービスとの連携
などを利用しているのか確認してください。
STEP2:新しいOutlookの対応状況を確認する
現在使っている機能が新しいOutlookでも利用できるか確認します。
特に業務用PCの場合、会社独自のシステムやアドインが関係している可能性があります。
必要な機能が対応していないなら、無理に移行するべきではありません。
STEP3:問題がなければ移行を検討する
必要な機能が新しいOutlookで利用できることを確認できたら、移行を検討しましょう。
逆に、重要な機能が対応していない場合は、Classicを利用できる環境を維持することを検討してください。
新しいOutlookからClassicに戻すことはできる?
環境によっては、新しいOutlookからClassicへ戻すことができます。
新しいOutlookの画面にClassicへ戻るための切り替え項目が表示されている場合は、そこから戻せます。
ただし、Classicがインストールされていないなどの理由で、切り替え項目が表示されない場合もあります。
すでに新しいOutlookへ移行してしまい、Classicへ戻したい場合は、以下の記事で詳しい手順を確認してください。
Outlook Classicはいつまで使える?
Classicを使っている人にとって、今後いつまで利用できるのかは気になるところです。
Microsoftは新しいOutlookへの移行を進めています。
ただし、Classic Outlookがすぐに終了するわけではありません。
Microsoftは、Classic Outlookについて少なくとも2029年までは利用可能と案内しています。
そのため、現時点でClassicを利用している人が、すぐに新しいOutlookへ移行しなければならないというわけではありません。
ただし、今後のMicrosoftの方針やサポート状況は変わる可能性があるため、Classicを長期間利用する場合でも、新しいOutlookへの移行を見据えておくことをおすすめします。
Classicのサポートや今後の予定について詳しく知りたい方は、こちらも確認してください。
Outlook Classicを使いたい場合は?
新しいOutlookを試したものの、Classicのほうが使いやすいと感じる人もいるでしょう。
特に、VBAマクロやCOMアドイン、PSTなど、Classicで利用できる機能が必要な場合は、Classicを選択する理由があります。
Classicを利用したい場合は、以下の記事で導入方法を確認してください。
なお、Classicを利用できるかどうかは、利用しているMicrosoft 365やOffice製品のライセンス、契約内容などによって異なります。
新しいOutlookとClassicに関するよくある質問
新しいOutlookとClassicはどちらが優れていますか?
一概にどちらが優れているとは言えません。
新しいOutlookには新しい環境に合わせた機能がある一方、ClassicにはVBAマクロやCOMアドインなど、現在も重要な機能があります。
自分が必要とする機能に対応しているほうを選ぶことが重要です。
新しいOutlookとClassicは何が一番違いますか?
大きな違いの一つは、対応している機能と従来機能の範囲です。
特に、
- PST
- オフライン
- COMアドイン
- VBAマクロ
などでは対応状況が異なります。
「見た目が違う」だけではなく、実際に使える機能にも違いがある点に注意してください。
新しいOutlookはPOPメールに対応していますか?
はい。
新しいOutlookでもPOPを利用できます。
ただし、Classicと新しいOutlookでは利用できる機能やデータの扱いに違いがあるため、現在利用しているメール環境がそのまま使えるか確認することをおすすめします。
新しいOutlookはオフラインで使えますか?
はい。
新しいOutlookでもオフラインアクセスを利用できます。
ただし、Microsoftの機能比較では新しいOutlookのオフライン対応は部分的な対応となっています。
オフライン環境で特定の機能を使う必要がある場合は、Classicとの違いを確認してください。
新しいOutlookでVBAマクロは使えますか?
新しいOutlookではVBAマクロはサポートされていません。
VBAマクロを利用している場合は、Classicを利用する必要があるかどうかを確認してください。
業務でマクロを使っている場合は、移行前の確認が特に重要です。
新しいOutlookでCOMアドインは使えますか?
新しいOutlookではCOMアドインはサポートされていません。
ClassicではCOMアドインを利用できます。
会社独自のシステムや外部サービスをOutlookと連携している場合は、アドインの種類を確認してから移行してください。
Outlook Classicは今後使えなくなりますか?
すぐに使えなくなるわけではありません。
Microsoftは新しいOutlookへの移行を進めていますが、Classic Outlookは少なくとも2029年までは利用可能と案内されています。
ただし、長期的には新しいOutlookへの移行を考えておく必要があります。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
新しいOutlookからClassicに戻せますか?
環境によっては戻せます。
新しいOutlookにClassicへ戻すための切り替え項目が表示されている場合は、そこから戻せます。
切り替え項目がない場合は、Classicのインストールが必要になるケースもあります。
詳しい方法はこちらです。
Outlook Classicは無料で使えますか?
Classicを利用できるかどうかは、Microsoft 365やOffice製品のライセンスによって異なります。
そのため、「Classicは無料」「Classicは有料」と一律に判断することはできません。
現在契約しているMicrosoft 365やOfficeのプランでClassicが利用できるか確認してください。
Outlook ClassicとWeb版Outlookは同じですか?
同じではありません。
Web版Outlookはブラウザから利用するOutlookで、ClassicはWindows向けの従来型デスクトップアプリです。
新しいOutlookはWeb版Outlookと共通する部分がありますが、Classicとは対応する機能や操作方法が異なります。
まとめ:新しいOutlookとClassicは「必要な機能」で選ぼう
新しいOutlookとClassicの違いをまとめると、次のようになります。
- 新しいOutlookはシンプルな操作や新しいMicrosoftの環境を重視したい人に向いている
- Classicは従来の機能や細かな設定を利用したい人に向いている
- POPは新しいOutlookでも利用できる
- PSTやオフライン機能には対応範囲の違いがある
- VBAマクロやCOMアドインを利用する場合はClassicが重要な選択肢になる
- 業務利用だからといって、必ずClassicとは限らない
- Classicはすぐに終了するわけではなく、少なくとも2029年までは利用可能
- 移行前に、現在利用している機能が新しいOutlookに対応しているか確認することが重要
つまり、「新しいOutlookとClassicのどちらがいいか」ではなく、「自分に必要な機能がどちらで使えるか」で選ぶのが正解です。
新しいOutlookへの移行を検討しているなら、まず現在のOutlookで使っている機能を確認しましょう。
Classicを使い続けたい方は、以下の記事もあわせて確認してください。
新しいOutlookからClassicへ戻したい方はこちらです。
Classicの今後について知りたい方はこちらです。
「必要な機能」「現在の環境」「今後の移行」の3つを確認して、自分に合ったOutlookを選びましょう。

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