Windows 11のパソコンを購入したら、すぐに使い始める前にいくつか確認しておきたい設定があります。
「Windows 11の初期設定は何をすればいい?」
「新しいパソコンを買ったけど、最初にやることが分からない」
「セキュリティやOneDriveは設定したほうがいい?」
このように迷っている人も多いでしょう。
Windows 11には非常に多くの設定がありますが、最初からすべて変更する必要はありません。
まずはWindows Updateやセキュリティ、サインイン方法、OneDrive、バックアップなど、後から困りやすい項目を確認します。
そのうえで、通知やプライバシー設定、タスクバーなどを自分好みに調整すれば十分です。
この記事では、Windows 11を導入した直後に確認しておきたい初期設定を、「最初にやること」「必要に応じてやること」「好みで変更すること」に分けて紹介します。
Windows 11を導入したら最初にやること
まず、最初に確認したい設定を一覧にすると次のとおりです。
最優先で確認したい設定
- Windows Updateを確認する
- Windows セキュリティを確認する
- Microsoftアカウントとサインイン方法を確認する
- OneDriveの同期・バックアップ設定を確認する
- データのバックアップ方法を決める
- 不要なアプリを整理する
余裕があれば確認したい設定
- スタートアップアプリを整理する
- プライバシー設定を見直す
- 通知を整理する
- ストレージの空き容量を確認する
最後は好みでOKな設定
- タスクバーを整理する
- ダークモード・ライトモードを変更する
- エクスプローラーを使いやすくする
- ブラウザーを選ぶ
- マウスやキーボードを調整する
安全性やデータ保護に関係する設定を先に、その後で使いやすさを調整するのがポイントです。
Windows 11の初期設定は全部やる必要がある?
結論から言えば、すべての設定を変更する必要はありません。
Windows 11には、タスクバーやスタートメニューの表示、通知、プライバシー、電源、ストレージなど、非常に多くの設定項目があります。
しかし、設定を変更すること自体が目的になってしまうと、かえって分かりにくくなります。
特に初心者の場合は、
「パソコンを安全に使える状態にする」
→「データを失わないようにする」
→「必要な機能を整理する」
→「自分好みに変更する」
という順番で進めると迷いにくくなります。
Windows 11のバージョンによって設定画面が違う場合がある
Windows 11は継続的に更新されているため、設定項目の名称や表示位置がバージョンによって異なる場合があります。
2026年9月時点では、Windows 11の現行バージョンとして26H1、25H2、24H2などが案内されています。
なお、26H1は既存の24H2・25H2搭載PCに対する通常の機能更新ではなく、2026年初頭の新しいデバイス向けに設計されたバージョンです。(Microsoft Learn)
そのため、この記事では特定のバージョンだけに依存しないよう、設定の目的を中心に説明します。
実際のPCで画面の表示や設定場所が異なる場合は、現在表示されている項目を確認しながら進めてください。
Windows 11の初期設定で最初にやること
1.Windows Updateを確認する
新しいパソコンでも、購入した時点で最新の状態になっているとは限りません。
まずは、
「設定」→「Windows Update」
を開いて、更新状況を確認しましょう。
更新プログラムが表示されている場合は、必要に応じてインストールします。
再起動を求められた場合は、再起動まで済ませておくと安心です。
Windows 11は継続的に更新されているため、初期設定の最初にWindows Updateを確認する習慣をつけておきましょう。
Windows Updateで確認したいこと
- 更新プログラムが残っていないか
- 再起動が必要になっていないか
- Windows 11のバージョンは何か
2.Windows セキュリティの状態を確認する
次に確認したいのがセキュリティです。
Windows 11にはWindows セキュリティが標準で搭載されています。
スタートメニューから「Windows セキュリティ」を開き、次のような項目を確認しましょう。
- ウイルスと脅威の防止
- ファイアウォールとネットワーク保護
- アプリとブラウザーの制御
- デバイスのセキュリティ
ここで重要なのは、セキュリティ機能をよく分からないまま無効にしないことです。
まずは、Windows標準のセキュリティ機能が正常に動作しているか確認するところから始めましょう。
なお、会社や学校から支給されたPCなどでは、組織独自のセキュリティ対策が設定されている場合があります。
3.Microsoftアカウントとサインイン方法を確認する
Windows 11では、Microsoftアカウントを利用してサインインする場面が多くあります。
まずは、現在どのアカウントでWindowsにサインインしているのか確認しておきましょう。
仕事用と個人用など複数のアカウントを使い分けている場合は、特に確認しておきたいポイントです。
また、PINなどのWindows Helloによるサインイン方法を設定しておくと、毎回パスワードを入力する手間を減らせます。
確認しておきたい項目
- Microsoftアカウント
- 登録しているメールアドレス
- PINなどのサインイン方法
- PCを使用するユーザーアカウント
4.OneDriveの同期・バックアップ設定を確認する
Windows 11の初期設定で、特に確認しておきたいのがOneDriveです。
ここで注意したいのは、OneDriveの「同期」と「バックアップ」は同じものではないということです。
OneDriveではPC上のファイルとクラウド上のファイルを同期できます。
また、デスクトップやドキュメント、画像などの重要なフォルダーをOneDriveにバックアップすることもできます。Microsoftの「Windows バックアップ」でも、OneDriveを利用したユーザーフォルダーのバックアップが案内されています。(Microsoft サポート)
そのため、OneDriveを利用する場合は、
- どのファイルが同期されているか
- どのフォルダーがバックアップ対象なのか
- ファイルをPCとクラウドのどちらで管理するのか
を確認しておきましょう。
OneDriveを使う人
複数のPCなどからファイルを利用したい人にとって、OneDriveは便利です。
クラウド上にもデータを置いておけるため、PCの買い替え時などにも利用しやすくなります。
ローカル保存を中心にしたい人
PC本体にファイルを保存することを重視する場合は、OneDriveの対象になっているフォルダーを確認してください。
重要なのは、OneDriveを使うかどうかではありません。
「自分のファイルがどこに保存され、どこまで同期・バックアップされているのか」を把握することです。
5.大切なデータのバックアップ方法を決める
Windowsの設定が整っていても、PCが故障すればデータを失う可能性があります。
そこで、初期設定の段階でバックアップ方法を決めておきましょう。
主な方法には、
- OneDriveなどのクラウド
- 外付けSSD・HDD
- Windows バックアップ
- その他のバックアップ機能
などがあります。
ここで覚えておきたいのが、
「Windowsを復旧できること」と「個人ファイルを復元できること」は別問題
ということです。
OSを復旧できても、写真や仕事のファイルまで元に戻るとは限りません。
大切なデータがある場合は、PC本体とは別の場所にもコピーを保存しておくと安心です。
6.不要なアプリを整理する
新しいPCには、メーカー独自のアプリや体験版ソフトなどがインストールされている場合があります。
使っていないアプリが多いなら、このタイミングで整理しましょう。
「設定」→「アプリ」→「インストールされているアプリ」
から確認できます。
ただし、アプリ名を見ただけで「不要そうだから」と削除するのはおすすめしません。
PCメーカーの管理ツールやドライバー関連ソフトなど、普段は直接使わなくても必要なものがあります。
削除前に、
「このアプリは何のために入っているのか?」
を確認してください。
用途が分からないアプリは、無理に削除しないほうが安全です。
Windows 11で必要に応じて見直したい設定
1.スタートアップアプリを整理する
PCの起動時に自動的に起動するアプリが多いと、起動時間やバックグラウンド処理に影響する場合があります。
不要なアプリが自動起動していないか確認してみましょう。
Windows 11では、設定やタスクマネージャーからスタートアップアプリを管理できます。(Microsoft サポート)
ただし、
- セキュリティソフト
- ドライバー関連
- ハードウェア管理ソフト
- 常時利用するサービス
などは必要な場合があります。
「スタートアップに登録されている=不要」ではありません。
用途が分からない項目は、安易に無効化しないようにしましょう。
2.プライバシー設定を確認する
Windows 11では、アプリによるカメラやマイク、位置情報などへのアクセスを管理できます。
「設定」→「プライバシーとセキュリティ」
から、自分が利用しているアプリにどのようなアクセスを許可しているのか確認してみましょう。
特に確認しておきたいのは、
- カメラ
- マイク
- 位置情報
- 通知
- アカウント情報
などです。
ただし、すべてのアクセスを無効にする必要はありません。
例えばオンライン会議でカメラやマイクを使うなら、そのアプリにはアクセス許可が必要です。
使っていないアプリに不要なアクセスを許可していないか確認するくらいの考え方で十分です。
3.通知を整理する
Windows 11では、アプリからさまざまな通知が表示されます。
アプリを増やしていくと通知も増えるため、必要なものと不要なものを整理しておくと使いやすくなります。
「設定」→「システム」→「通知」
から、アプリごとの通知を確認できます。
メールやセキュリティ関連など、必要な通知は残しておきましょう。
一方、ほとんど見ないアプリからの通知はオフにしても問題ありません。
すべてを無効にするのではなく、重要な通知を見逃さないために整理すると考えると分かりやすいでしょう。
4.おすすめ表示などが気になる場合は設定を確認する
Windows 11では、スタートメニューなどにおすすめのコンテンツが表示される場合があります。
こうした表示が気になる場合は、プライバシー関連や個人用設定などを確認してみましょう。
Windows 11はバージョンによって設定項目の名称や場所が変わる場合があります。
そのため、
「この設定は必ずオフにする」
と決めつけるのではなく、現在のPCに表示されている項目を確認しながら必要なものだけ変更するのがおすすめです。
5.ストレージの空き容量を確認する
初期設定の段階で、ストレージの空き容量も確認しておきましょう。
アプリや写真、動画などを保存していくと、気付かないうちに空き容量が少なくなることがあります。
Windowsにはストレージの使用状況を確認したり、不要な一時ファイルを整理したりするための機能があります。
ただし、容量を空けたいからといって、ファイルを無差別に削除するのは危険です。
特に「ダウンロード」フォルダーには、自分で保存したファイルが入っていることがあります。
削除前に中身を確認してください。
Windows 11を使いやすくするおすすめ設定
ここからは、必須ではありません。
Windows 11を実際に使ってみて、「ここが使いにくい」と感じたところを調整していきましょう。
1.タスクバーを整理する
タスクバーは毎日使う場所なので、よく使うアプリをピン留めしておくと便利です。
反対に、ほとんど使わないアイコンは整理できます。
ただし、最初から細かくカスタマイズする必要はありません。
実際に使って不便を感じたところだけ変更するくらいで十分です。
2.ダークモード・ライトモードを変更する
画面の見た目は好みに合わせて変更できます。
暗い場所で使うことが多いならダークモード、明るい環境ならライトモードというように、自分が見やすいほうを選びましょう。
設定は、
「設定」→「個人用設定」→「色」
などから変更できます。
これは好みの問題なので、初期設定で必ず変更する必要はありません。
3.エクスプローラーを使いやすくする
ファイルを頻繁に扱う人は、エクスプローラーも整理しておくと便利です。
よく使うフォルダーはクイックアクセスなどからすぐ開けるようにしておくと、毎回フォルダーを探す手間を減らせます。
また、複数のフォルダーを同時に扱う場合は、エクスプローラーのタブ機能も活用できます。
仕事などで同じフォルダーを何度も開く人ほど、こうした小さな整理が役立ちます。
4.ブラウザーは自分の使い方に合わせて選ぶ
Windows 11ではMicrosoft Edgeが標準ブラウザーとして利用できます。
一方、Chromeなど別のブラウザーを使うこともできます。
どれを使うかは、
- Googleサービスをよく使う
- Microsoftサービスを中心に使う
- 拡張機能を重視する
- スマートフォンとの同期を重視する
など、自分の環境に合わせて決めれば問題ありません。
ブラウザーを変更した場合は、必要に応じて既定のアプリ設定も確認しておきましょう。
5.マウス・キーボードを自分に合わせる
最後に、毎日の操作に直結する設定を確認します。
例えば、
- マウスポインターの速度
- 左利き用のボタン設定
- タッチパッド
- キーボード
- 画面表示の倍率
などです。
特にノートPCでは、文字が小さくて見づらいなら無理に標準倍率を使う必要はありません。
ディスプレイ設定から、自分が読みやすい表示倍率に変更しましょう。
Windows 11の初期設定チェックリスト
最後に、この記事で紹介した設定をまとめます。
最初にやること
- Windows Updateを確認する
- Windows セキュリティを確認する
- Microsoftアカウントを確認する
- PINなどのサインイン方法を設定する
- OneDriveの同期・バックアップ対象を確認する
- 大切なデータのバックアップ方法を決める
- 不要なアプリを整理する
必要に応じてやること
- スタートアップアプリを確認する
- プライバシー設定を確認する
- 不要な通知をオフにする
- おすすめ表示などを確認する
- ストレージの空き容量を確認する
好みに合わせてやること
- タスクバーを整理する
- ダークモード・ライトモードを変更する
- エクスプローラーを整理する
- ブラウザーを選ぶ
- マウス・キーボードを調整する
- ディスプレイの表示倍率を調整する
まとめ|Windows 11の初期設定は重要なところから始めよう
Windows 11を導入した直後は設定項目が多く、「何からやればいいのか分からない」と感じるかもしれません。
しかし、最初からすべての設定を変更する必要はありません。
まずは、
Windows Update
↓
Windows セキュリティ
↓
サインイン方法
↓
OneDrive
↓
バックアップ
↓
不要なアプリ
の順番で確認していきましょう。
その後で、プライバシー設定や通知、タスクバー、エクスプローラーなどを自分の使い方に合わせて調整すれば十分です。
特にOneDriveは、「使う・使わない」だけで判断するのではなく、どのファイルが同期され、どのフォルダーがバックアップ対象になっているのかを把握することが重要です。
Windows 11の初期設定で大切なのは、設定をたくさん変更することではありません。
安全に使える状態を作り、自分のデータがどこに保存されているのかを把握すること。
そこまでできたら、あとは実際に使いながら、自分にとって不便な部分だけ少しずつ調整していきましょう。

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