Windows 11では、追加のPDF作成ソフトを使わなくても「Microsoft Print to PDF」を使って文書やWebページなどをPDFとして保存できます。
基本的な使い方は、印刷画面で「Microsoft Print to PDF」を選択して印刷し、保存先とファイル名を指定するだけです。
この記事では、Microsoft Print to PDFの基本的な使い方から、用紙サイズ・向き・保存先などの設定、画質や解像度、表示されない場合の対処方法までまとめて解説します。
Microsoft Print to PDFとは?
Microsoft Print to PDFは、Windowsに用意されているPDF出力用のプリンターです。
通常のプリンターへ紙を出力する代わりに、印刷した内容をPDFファイルとして保存できます。
WordやExcelなどのOfficeアプリだけでなく、印刷機能を備えたアプリから利用できます。
Windows 11では、印刷画面のプリンター一覧から「Microsoft Print to PDF」を選択して使用します。
Microsoft Print to PDFの使い方
基本的な操作は次の4ステップです。
- PDFにしたいファイルやページを開く
- 「印刷」を選択する
- プリンターで「Microsoft Print to PDF」を選択する
- 「印刷」を押して保存先とファイル名を指定する
1. 印刷画面を開く
PDFとして保存したい文書やWebページを開き、「印刷」を選択します。
アプリによって操作方法は異なりますが、Officeでは「ファイル」→「印刷」などから印刷画面を開けます。
ショートカットキーが使えるアプリなら、Ctrl+Pで印刷画面を開くこともできます。
2. 「Microsoft Print to PDF」を選択する
プリンターの一覧から、
Microsoft Print to PDF
を選択します。
紙に印刷するプリンターではなく、PDFとして保存する場合はMicrosoft Print to PDFを選びます。
3. 印刷設定を確認する
必要に応じて、次のような項目を確認します。
- 用紙サイズ
- 縦・横の向き
- 印刷するページ
- カラー・白黒
- 余白やレイアウトなど、使用するアプリ側の印刷設定
ただし、表示される設定項目は使用するアプリや印刷画面によって異なります。
特に用紙サイズや向きは、PDFにする前の印刷画面で確認しておきましょう。
4. 保存先とファイル名を指定する
「印刷」をクリックすると、PDFの保存先とファイル名を指定する画面が表示されます。
保存したいフォルダーを選び、ファイル名を入力して保存します。
Microsoft Print to PDFでは、PDFを作成する際に保存先とファイル名を指定する形になります。
Microsoft Print to PDFで設定できる項目
Microsoft Print to PDFを使うときは、PDF専用の設定だけでなく、使用しているアプリ側の印刷設定も確認する必要があります。
用紙サイズ
A4、A3、レターなど、用途に合わせて用紙サイズを設定します。
資料や申請書などをPDF化する場合は、元の文書と用紙サイズが合っているか確認してください。
用紙サイズが合っていないと、意図しない改ページやレイアウト崩れにつながる場合があります。
縦向き・横向き
文書の内容に合わせて、縦向き・横向きを選択します。
表や横長の資料では、横向きにしたほうがレイアウトを保ちやすい場合があります。
ページ範囲
使用するアプリによっては、すべてのページをPDFにするだけでなく、必要なページだけを指定できます。
たとえば、10ページの文書から3~5ページだけPDFにしたい場合は、印刷画面でページ範囲を指定します。
カラー・白黒
使用するアプリや印刷設定によっては、カラーまたは白黒を選択できます。
カラー資料をそのままPDFにしたい場合は、カラー設定になっているか確認してください。
Microsoft Print to PDFの保存先は?
Microsoft Print to PDFでは、PDFを作成するときに保存先とファイル名を指定します。
保存するフォルダーをその都度選択できるため、PDFを作成する際に任意の場所へ保存できます。
保存先やファイル名について詳しく知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてください。
【Microsoft Print to PDFの保存先・用紙サイズ・設定方法まとめ】
Microsoft Print to PDFの画質・解像度・dpiは変更できる?
Microsoft Print to PDFの通常の設定画面には、300dpiや600dpiなどの出力dpiを指定する項目はありません。
ただし、PDFがぼやける原因はMicrosoft Print to PDFだけとは限りません。
元画像の解像度や、Word・Excel・PowerPointなどのOffice側の画像設定も確認する必要があります。
画質や解像度について詳しく知りたい場合は、こちらの記事で解説しています。
【Microsoft Print to PDFの解像度・画質・dpiは変更できる?】
Microsoft Print to PDFが表示されない・使えない場合
印刷画面にMicrosoft Print to PDFが表示されない場合は、Windowsの機能として有効になっているか確認してください。
Windows 11では、「Windowsの機能の有効化または無効化」からMicrosoft Print to PDFを確認できます。
また、Windows Update後にMicrosoft Print to PDFが表示されなくなるケースも確認されています。
2025年には、特定のWindows 11更新プログラム後にMicrosoft Print to PDFが表示されなくなったり、機能の有効化時にエラーが発生したりする問題をMicrosoftが案内しました。その後、KB5060829で対処されたとされています。
現在Microsoft Print to PDFが表示されない場合は、Windowsの機能設定や更新状況などを確認しましょう。
詳しい復元手順はこちらの記事で解説しています。
【Microsoft Print to PDFが表示されない・消えた原因と復元方法|Windows 11】
Microsoft Print to PDFを再有効化したい場合
Microsoft Print to PDFが表示されなくなった場合は、通常のプリンターのようにメーカーサイトからドライバーをダウンロードしてインストールするのではなく、Windowsの機能として再有効化する方法があります。
「Windowsの機能の有効化または無効化」からMicrosoft Print to PDFの状態を確認し、必要に応じて無効化・再有効化します。
具体的な手順はこちらの記事で解説しています。
【Microsoft Print to PDFを再インストールする方法|Windows 11で再有効化する手順】
Officeから直接PDFとして保存する方法もある
Word、Excel、PowerPointなどのOfficeファイルをPDFにする場合は、Microsoft Print to PDFを使って印刷する方法だけではありません。
Officeのデスクトップアプリには、ファイルをPDFとして保存・変換する機能があります。
Microsoftの公式サポートでは、印刷品質を重視する場合は「Standard(オンライン発行および印刷)」、ファイルサイズを優先する場合は「最小サイズ(オンライン発行)」を選択できると案内されています。
Office文書をPDFにするだけなら、Microsoft Print to PDFとOfficeのPDF保存機能を用途に応じて使い分けることもできます。
よくある質問
Microsoft Print to PDFは無料で使えますか?
Windowsに用意されている機能なので、Microsoft Print to PDFを使うためだけに別のPDF作成ソフトを購入する必要はありません。
Microsoft Print to PDFでPDFを作るにはどうすればいいですか?
印刷画面を開き、プリンターで「Microsoft Print to PDF」を選択して「印刷」をクリックします。
その後、保存先とファイル名を指定すればPDFを作成できます。
Microsoft Print to PDFの保存先は変更できますか?
PDFを作成するときに保存先を指定できます。
保存したいフォルダーを選択して、任意の場所にPDFを保存してください。
Microsoft Print to PDFのdpiを300や600に変更できますか?
通常のMicrosoft Print to PDFの設定画面には、出力dpiを数値で指定する項目はありません。
PDFの画質を改善したい場合は、元画像やOffice側の画像設定も確認してください。
詳しくは「Microsoft Print to PDFの解像度・画質・dpiは変更できる?」で解説しています。
Microsoft Print to PDFが表示されない場合はどうすればいいですか?
Windowsの機能でMicrosoft Print to PDFが有効になっているか確認します。
Windows Update後などに表示されなくなった場合は、通常の設定変更だけでは解決しないケースもあります。
詳しい復元手順は、以下の記事を確認してください。
【Microsoft Print to PDFが表示されない・消えた原因と復元方法|Windows 11】
まとめ
Microsoft Print to PDFは、Windows 11で文書やWebページなどをPDFとして保存できる機能です。
基本的な使い方は、
- 印刷画面を開く
- 「Microsoft Print to PDF」を選択する
- 印刷設定を確認する
- 保存先とファイル名を指定する
という流れです。
用紙サイズや向きなどは、使用するアプリの印刷画面で確認しておきましょう。
また、画質や解像度、dpiについては、Microsoft Print to PDFだけでなく、元画像やOffice側の設定も確認することが重要です。
「画質を改善したい」「Microsoft Print to PDFが表示されない」など、個別の問題については、それぞれの詳しい解説記事を参考にしてください。


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