先週末、特に目的もなく立ち寄った本屋で、思わず足を止める一冊に出会いました。
それが『ビジュアル版 ザ・ビートルズ 全史』です。
表紙を見た瞬間、「これは間違いなく中身が濃いやつだ」と直感しました。
ページをめくり、写真や構成をざっと確認したところ、内容の充実ぶりはすぐに伝わってきます。
ところが残念なことに、裏表紙にほんのわずかな折り目がついていました。
気にしなければ問題ないレベルではあるものの、少し迷った末、その日は購入を見送ることにしました。
他店を探すも、見つからない現実
翌日、別の本屋を何軒か回ってみました。
「きっと他にも置いてあるだろう」と思っていたのですが、結果は空振り。
大型書店にも足を運びましたが、『ビジュアル版 ザ・ビートルズ 全史』の姿はありません。
この時点で、「あの一冊は、あの店にしかなかったのかもしれない」という気持ちが強くなってきます。
一週間後、同じ場所での再会
そして一週間後。
再び最初の本屋を訪れると、例の本はまだ同じ場所に置かれていました。
裏表紙の折り目もそのまま。
つまり、この一週間、誰にも手に取られず売れ残っていたということです。
ここまで来ると、もう迷いはありませんでした。
「これは縁だな」と感じ、今度は迷わず購入しました。
実際に読んで分かった、想像以上の充実度
家に帰り、改めて腰を据えて読み始めてみると、立ち読みで感じた以上の充実ぶりに驚かされました。
単なる写真集ではなく、「全史」というタイトルにふさわしい構成です。
文章量と写真のバランスが良く、流れに沿って読み進められるため、
ビートルズの歴史を追体験するような感覚になります。
初めて目にする貴重な写真の数々
特に印象に残ったのは、これまで見たことのない写真が数多く収録されている点です。
たとえば、
- ジョンがクオリーバンク校に通っていた頃の写真
- ジョンが初めてバンドを組んだクオリーメン時代、移動中のスナップ写真
これまで「有名になる前後」の象徴的な写真は何度も目にしてきましたが、
それ以前の、ごく日常に近い瞬間を切り取った写真は新鮮でした。
まさに「ビジュアル版」という言葉どおり、
文章だけでは伝わらない空気感や時代背景が、写真から自然と伝わってきます。
ビートルズファンなら、間違いなく満足できる一冊
読み終えたあとに残ったのは、「いい買い物をしたな」という強い満足感でした。
裏表紙の折り目など、今となってはまったく気になりません。
むしろ、あのとき少し迷ったからこそ、
この本に出会えた喜びが大きくなったようにも感じます。
まとめ
『ビジュアル版 ザ・ビートルズ 全史』は、
写真の希少性、情報量、構成の分かりやすさ、どれを取っても完成度の高い一冊です。
すでにビートルズについて多くを知っているファンでも、
「初めて見る」「改めて気づかされる」発見が必ずあります。
もし本屋で見かけたら、多少の迷いはあっても手に取って損はありません。
ビートルズファンなら、見かけたら“買い”をおすすめしたい書籍です。


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