Logicoolのマラソンマウス「M705」がスムーズに動かなくなったとき、実際に試してみた対処法を共有します。まず、このマウスは単三乾電池2本で3年間も電池交換不要とされており、私にとっては高価な買い物でした。それだけに、動きが悪くなったからといってすぐに買い替えるのではなく、まずは何とか修理したいという思いで調べてみたのです。
具体的に行ったのは、マウスの電源をオフにして電池を取り外し、すべてのボタンをそれぞれ10秒程度クリックし続けることでした。これで内部に溜まった静電気を放電させ、再度電池を装着してスイッチをオンにすると復調する場合がある、という情報を見つけたからです。
私は基板設計の現場で「Logicool マラソンマウス M705」を使い始めて、もう8年ほどになります。長年愛用している分、ここ数年は年に数回程度、右ボタンを押しながら行う「ドラッグ・アンド・ドロップ」が途中で途切れるトラブルに悩まされてきました。途切れるタイミングが毎回バラバラなので、対策を立てづらいのが難点です。
たとえば、右ボタンの長押し中に突然メニューが開いてしまったり、テキストの一部を選択してコピーしようとしたら、意図せずドラッグ移動になって文字列が入れ替わってしまう、といった具合に困った状況が続きます。仕事にも支障をきたすため、ネットで情報を集めると、この現象は「チャタリング」と呼ばれる症状の一種であることが判明しました。
「Chattering Canceler」というソフトを導入してみたのですが、チャタリングが発生する間隔が一定しないため、十分に効果を発揮できずにいます。どうやらよくある不具合のようですが、ソフトウェアだけでは完全にカバーしきれないのかもしれません。
実は、今までは電池を抜いて各ボタンを10秒ほどクリックすることで、動作不良をほぼ直せていました。しかし今回は、その方法を試しても改善が見られず、もはや効果が得られないようです。長年使い続けてきた分、部品の経年劣化も進んでいる可能性が高いでしょう。
そうなると、そろそろ新しいマウスに替え時なのかもしれないと感じています。マウスは日常的に使う道具ですから、動作不良がストレスになれば作業効率も落ちてしまいます。これまで大いに助けてもらった「Logicool マラソンマウス M705」ですが、買い替えのタイミングを見極めるのも、快適な作業環境を維持するために大切な選択だと思っています。
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