Excelのバージョン確認方法【初心者向け】
「自分が使っているExcelは何年版なの?」「Microsoft 365なのかExcel 2021なのかわからない」と困っていませんか。
Excelには、Microsoft 365やOffice 2021、Office 2019など複数の製品があり、利用できる機能やサポート状況が異なります。また、同じ製品でも更新プログラムによって利用できる機能が変わることがあるため、現在のバージョンを確認しておくことが大切です。
本記事では、**Office 2021(Windows版 Version 2605)で実際に操作を確認した内容をもとに、Excelのバージョン確認方法をわかりやすく解説します。
Windows版・Mac版それぞれの確認手順に加え、製品情報やバージョン番号・ビルド番号の見方、最新版への更新方法まで詳しく紹介します。
検証環境
本記事はMicrosoft 365(Windows版 Version 2506)で動作を確認しています。Officeの種類や更新状況によって、画面表示やメニュー名が一部異なる場合があります。
- Excelのバージョンとは?
- Excelのバージョンを確認する方法(Windows)
- 「製品情報」と「バージョン情報」の違い
- ビルド番号とは?
- 「製品情報」が表示されない場合
- MacでExcelのバージョンを確認する方法
- Excelのバージョン一覧
- Microsoft 365と買い切り版の違い
- Excelの最新バージョンとは?
- Excelが更新できない原因
- 更新チャネルとは?
- 自動更新は有効にした方がいい?
- Excelのバージョン履歴とは?
- バージョン履歴を確認する方法
- バージョン履歴を復元する方法
- バージョン履歴は削除できる?
- Excelのバージョン管理とは?
- バージョン履歴が表示されない原因
- バージョン履歴を利用するメリット
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
Excelのバージョンとは?
Excelのバージョンとは、利用している製品と更新状況を示す情報です。
例えば、製品には次のような種類があります。
- Microsoft 365 Personal
- Microsoft 365 Family
- Microsoft 365 Apps for enterprise
- Office Home & Business 2021
- Office Home & Business 2019
さらに、それぞれの製品には「Version(バージョン番号)」や「Build(ビルド番号)」があり、更新状況を確認できます。
トラブルシューティングや新機能の利用可否を判断する際には、製品名だけでなくバージョン番号も重要になります。
Excelのバージョンを確認する方法(Windows)
Windows版では、「アカウント(Office アカウント)」画面から確認できます。
画像①:「ファイル」タブ
1. 「ファイル」をクリックする
Excelを開き、左上の**「ファイル」**をクリックします。
2. 「アカウント(Office アカウント)」をクリックする
左側メニューの**「アカウント」**をクリックします。
Officeのバージョンによっては、「Office アカウント」と表示されることがあります。
また、古いOfficeでは「ヘルプ」から製品情報を確認する場合があります。
画像②:「アカウント」画面
3. 「製品情報」を確認する
画面右側に表示される**「製品情報」**では、現在利用しているOffice製品を確認できます。
表示例
- Microsoft 365 Personal
- Microsoft 365 Family
- Microsoft 365 Apps for enterprise
- Office Home & Business 2021
- Office Professional 2021
- Office Home & Business 2019
この表示を見ることで、
- Microsoft 365(サブスクリプション版)
- Office 2021・2019(買い切り版)
のどちらを利用しているか判断できます。
画像③:「製品情報」の画面
4. 「Excelのバージョン情報」をクリックする
製品情報の下にある**「Excelのバージョン情報」**をクリックすると、詳細情報が表示されます。
ここでは次の内容を確認できます。
- 製品名
- バージョン番号(Version)
- ビルド番号(Build)
- 更新チャネル
- ライセンス情報
サポートへ問い合わせる際は、製品名だけでなくVersionやBuildも伝えるとスムーズです。
「製品情報」と「バージョン情報」の違い
混同しやすい2つですが、確認できる内容が異なります。
| 項目 | 確認できる内容 |
|---|---|
| 製品情報 | Microsoft 365、Office 2021など利用中の製品名 |
| バージョン情報 | Version、Build、更新チャネル、ライセンス情報 |
例えば、
Microsoft 365 Version 2506 Build 18925.20184
と表示されている場合は、
- Microsoft 365:利用中の製品名
- Version 2506:更新バージョン
- Build 18925.20184:ビルド番号
という意味です。
ビルド番号とは?
ビルド番号とは、現在適用されている更新プログラムを識別するための番号です。
同じ「Version 2506」であっても、更新プログラムが配信されるとビルド番号が変わることがあります。
Microsoftサポートへ問い合わせる際には、VersionだけでなくBuild番号も確認しておくと、より正確なサポートを受けられます。
「製品情報」が表示されない場合
「アカウント」を開いても製品情報が見つからない場合は、次の原因が考えられます。
- Officeのバージョンが古い
- ボリュームライセンス版を利用している
- 組織の管理ポリシーで表示が制限されている
- Mac版Excelを利用している
慌てずに利用環境を確認しましょう。
MacでExcelのバージョンを確認する方法
Mac版では、Windows版とは確認方法が異なります。
手順
- Excelを起動する
- 画面上部の**「Excel」**をクリックする
- **「Excelについて(About Excel)」**を選択する
表示された画面で、製品名やバージョン番号を確認できます。
※Mac版にはWindows版のような「製品情報」画面はありません。
Excelのバージョン一覧
Excelには買い切り版とサブスクリプション版があり、発売時期やサポート状況が異なります。
| 製品 | リリース | 特徴 |
|---|---|---|
| Excel 2003 | 2003年 | XLS形式が主流だった旧バージョン |
| Excel 2007 | 2007年 | リボンUIを初めて採用 |
| Excel 2010 | 2010年 | Backstageビューを強化 |
| Excel 2013 | 2013年 | クラウド連携を強化 |
| Excel 2016 | 2015年 | 共同編集機能などを強化 |
| Excel 2019 | 2018年 | 新しい関数やグラフを追加 |
| Excel 2021 | 2021年 | Dynamic Arraysなどを搭載(一部機能) |
| Microsoft 365 | 継続提供 | 常に最新機能へアップデート |
ポイント
Microsoft 365は「新しいExcel」ではなく、常に最新バージョンへ更新されるサブスクリプションサービスです。
Microsoft 365と買い切り版の違い
「Microsoft 365」と「Office 2021」は見た目が似ていますが、機能や更新方法が異なります。
| 項目 | Microsoft 365 | Office 2021 |
|---|---|---|
| 購入方法 | 月額・年額契約 | 一度購入 |
| 新機能 | 継続的に追加 | 基本的に追加なし |
| セキュリティ更新 | ○ | ○ |
| AI機能など最新機能 | 利用できる場合が多い | 利用できない場合がある |
Microsoft 365は、新しいExcel関数やAI機能などが順次追加されるため、最新機能を利用したい人に向いています。
Excelの最新バージョンとは?
「最新バージョン」という言葉は、次の2つの意味で使われます。
① 利用している製品
例
- Microsoft 365
- Office 2021
- Office 2019
これは「どの製品を利用しているか」を示します。
② 更新バージョン(Version)
例えば、
Version 2506
のような表示です。
こちらは更新プログラムの世代を示しており、Microsoft 365では毎月の更新によって新しいVersionへ切り替わります。
つまり、
製品名(Microsoft 365)
と
Version(2506など)
は別の情報です。
Excelを最新版へ更新する方法
Microsoft 365では、次の手順で更新できます。
画像④:「更新オプション」
手順
- 「ファイル」をクリック
- 「アカウント(Office アカウント)」を開く
- 「更新オプション」をクリック
- 「今すぐ更新」を選択する
更新プログラムがある場合は、自動的にダウンロードとインストールが始まります。
「更新オプション」が表示されない場合
「更新オプション」が表示されない場合でも、故障とは限りません。
考えられる原因は次のとおりです。
- Office 2019・2021などの永続ライセンス版を利用している
- ボリュームライセンス版を利用している
- 会社や学校で管理者が更新を管理している
- 更新ポリシーによって非表示になっている
会社で利用しているパソコンでは、IT管理者が更新タイミングを管理しているケースも多いため、必要に応じて確認しましょう。
Excelが更新できない原因
更新できない場合は、以下の点を確認してください。
インターネットへ接続されていない
Microsoft 365の更新にはインターネット接続が必要です。
Wi-Fiや有線LANが正常に接続されているか確認しましょう。
ライセンス認証されていない
ライセンス認証に問題があると、更新できないことがあります。
「ファイル」→「アカウント」でライセンス状態を確認してください。
管理者による制限
会社や学校のパソコンでは、更新が制限されていることがあります。
更新が必要な場合は、管理者へ相談しましょう。
Officeのファイルが破損している
Officeの一部ファイルが破損すると、更新が正常に完了しないことがあります。
Windowsの「設定」→「アプリ」からMicrosoft Officeを選択し、「変更」→「クイック修復」または「オンライン修復」を実行すると改善する場合があります。
更新チャネルとは?
Microsoft 365では、「更新チャネル」によって新機能が配信されるタイミングが異なります。
代表的な更新チャネルは次のとおりです。
| 更新チャネル | 特徴 |
|---|---|
| Current Channel | 個人向けで最も早く新機能が配信される |
| Monthly Enterprise Channel | 企業向けに毎月安定した更新を提供 |
| Semi-Annual Enterprise Channel | 年2回の更新で安定性を重視 |
家庭向けではCurrent Channelが利用されることが多く、企業では安定性を重視してEnterprise Channelが採用されるケースがあります。
自動更新は有効にした方がいい?
基本的には有効のまま利用することをおすすめします。
自動更新を有効にすると、次のメリットがあります。
- 最新機能を利用できる
- セキュリティ更新が適用される
- 不具合が修正される
- 新しいExcel関数や改善機能を利用できる
特別な理由がない限り、自動更新を無効にするメリットはほとんどありません。
Excelのバージョン履歴とは?
バージョン履歴とは、Excelファイルの変更内容を保存し、以前の状態へ戻したり、過去の内容を確認したりできる機能です。
Microsoft 365でOneDriveやSharePointに保存したファイルでは、自動保存とあわせて変更履歴が記録されます。
例えば、次のような場面で役立ちます。
- 誤ってデータを削除した
- 数式を書き換えてしまった
- 共同編集で内容が変わった
- 過去の状態へ戻したい
共同編集を行う機会が多い場合は、非常に便利な機能です。
バージョン履歴を確認する方法
Windows版Excelでは、次の方法で確認できます。
方法1:「ファイル」から確認する
- Excelファイルを開く
- **「ファイル」**をクリック
- **「情報」**を選択
- **「バージョン履歴」**をクリック
方法2:タイトルバーから確認する
Microsoft 365では、ファイル名をクリックして表示されるメニューから**「バージョン履歴」**を選択できる場合もあります。
画像⑤:「バージョン履歴」画面
履歴には、次のような情報が表示されます。
- 保存日時
- 更新したユーザー
- 変更内容(環境による)
バージョン履歴を復元する方法
過去の状態へ戻したい場合は、次の手順で復元できます。
手順
- バージョン履歴を開く
- 戻したい日時を選択する
- 内容を確認する
- **「復元」**をクリックする
復元前に内容を確認できるため、誤って上書きするリスクを減らせます。
ポイント
復元すると現在の状態に影響するため、必要に応じて現在のファイルを別名で保存してから操作すると安心です。
バージョン履歴は削除できる?
「不要な履歴だけ削除したい」と思うこともあるでしょう。
ただし、Excelアプリから特定のバージョン履歴だけを削除することは基本的にできません。
保存先によって管理方法は異なります。
OneDrive
保持期間や保存方法はMicrosoftの仕様や管理設定によって管理されます。
SharePoint
SharePointでは、管理者がバージョン数や保持設定を管理できます。
そのため、会社や学校で利用している場合は、管理者へ確認するのが確実です。
Excelのバージョン管理とは?
バージョン管理とは、ファイルの変更履歴を管理し、必要に応じて以前の状態へ戻せるようにする運用方法です。
Excelでは主に次の方法があります。
- OneDriveのバージョン履歴
- SharePointのバージョン履歴
- 「名前を付けて保存」で版を分ける
- Microsoft Teamsで共同編集する
業務で重要なファイルを扱う場合は、クラウドのバージョン履歴とあわせて、定期的なバックアップも行うと安心です。
バージョン履歴が表示されない原因
バージョン履歴が表示されない場合は、次の原因が考えられます。
パソコン内に保存している
ローカル保存のファイルでは、バージョン履歴を利用できない場合があります。
OneDriveやSharePointへ保存して利用しましょう。
古いOfficeを使用している
Officeのバージョンによっては、バージョン履歴機能に対応していない場合があります。
自動保存が無効になっている
Microsoft 365では、自動保存を有効にすると変更履歴が記録されやすくなります。
編集権限がない
閲覧権限しかない場合は、バージョン履歴を利用できないことがあります。
バージョン履歴を利用するメリット
バージョン履歴を活用すると、次のようなメリットがあります。
- 誤って削除したデータを戻せる
- 過去の内容を確認できる
- 共同編集で変更内容を把握しやすい
- 誰が更新したか確認しやすい
- 万が一のトラブルにも対応しやすい
個人利用だけでなく、チームでの共同作業にも役立つ機能です。
よくある質問(FAQ)
Excel Online(ブラウザ版)でもバージョンを確認できますか?
はい。
Excel for the webでは、ファイル情報やMicrosoftアカウント情報を確認できます。
ただし、Windows版デスクトップアプリとは画面構成が異なるため、「ファイル → アカウント → 製品情報」と同じ表示にはなりません。
バージョン履歴は自動で保存されますか?
OneDriveまたはSharePointに保存し、自動保存が有効になっている場合は、変更内容が自動的に記録されます。
バージョン履歴はローカルファイルでも使えますか?
基本的にはクラウドに保存されたファイルで利用する機能です。
パソコン内だけに保存しているファイルでは利用できない場合があります。
一部だけ復元できますか?
通常はファイル全体を過去の状態へ戻します。
必要な部分だけ戻したい場合は、過去のバージョンを開いてコピーし、現在のファイルへ貼り付ける方法がおすすめです。
Excelのバージョン番号はどのくらいの頻度で変わりますか?
Microsoft 365では、更新チャネルによって異なりますが、毎月または定期的な更新でVersionやBuild番号が変更されます。
VersionとBuildはどちらを伝えればいいですか?
Microsoftサポートへ問い合わせる場合は、VersionとBuildの両方を伝えると、利用環境を正確に把握してもらえます。
Office 2019やOffice 2021でも更新はありますか?
はい。買い切り版でもセキュリティ更新や不具合修正は提供されます。
ただし、Microsoft 365のように継続的な新機能の追加は基本的にありません。
Mac版でも更新できますか?
はい。Mac版では、Microsoft AutoUpdateなどを利用して更新できます。更新方法はWindows版と異なるため、利用環境に応じて確認しましょう。
まとめ
Excelのバージョンを確認しておくと、不具合の原因調査や新機能の利用可否、Microsoftサポートへの問い合わせがスムーズになります。
特にWindows版では、**「ファイル」→「アカウント(Office アカウント)」**から製品情報やバージョン情報を確認できます。
この記事のポイントを振り返ると、次のとおりです。
- 「製品情報」で利用中のOffice製品を確認できる
- 「バージョン情報」でVersion・Build・更新チャネルを確認できる
- Microsoft 365は継続的にアップデートされるサブスクリプションサービス
- Office 2021・2019は買い切り版で、新機能の追加は基本的に行われない
- バージョン履歴はOneDrive・SharePoint・Microsoft Teamsで共有されたファイルで利用できる
- 自動更新を有効にすると、セキュリティ更新や新機能を利用しやすくなる
Excelを安全かつ快適に使うためにも、定期的にバージョンや更新状況を確認する習慣をつけましょう。

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