Lhaplusは、Windowsで長く使われている定番の圧縮・解凍ソフトです。
ZIPやLZHなど多くのアーカイブ形式に対応しており、右クリックメニューから簡単に圧縮や解凍ができるため、初心者でも扱いやすいのが特徴です。
ただし現在、Lhaplusには**ACE形式の解凍に関する脆弱性(CVE-2018-20250)**が指摘されています。
そのため「今も使って大丈夫なの?」と不安に感じている方も多いでしょう。
結論として、脆弱性の原因となるファイルを削除するなどの対策を行えば、現在でも利用することは可能です。
この記事では次の内容を解説します。
- Lhaplusのダウンロード方法
- Lhaplusのインストール手順
- 脆弱性の内容と対策
- バージョン確認方法
- 文字化けの原因と回避方法
Lhaplusをこれから使う方や、現在利用していて安全性が気になっている方は参考にしてください。
Lhaplusとは
Lhaplus(ラプラス)は、Windows用の無料圧縮・解凍ソフトです。
外部DLLを必要とせず、多くの圧縮形式に対応しているのが特徴です。
主な特徴は次の通りです。
- 多くの圧縮・解凍形式に対応
- 右クリックメニューから簡単操作
- 初心者でも使いやすいシンプルな設定
長年利用されているソフトで、Vectorなどのダウンロードサイトでも人気のある定番ソフトとして知られています。
Lhaplusのダウンロード
Lhaplusはソフト配布サイトからダウンロードできます。
今回はVectorからダウンロードする方法を紹介します。
ダウンロード手順
- VectorのLhaplusページにアクセス
- 「このソフトを今すぐダウンロード」をクリック
- 「ファイルを保存」を選択
- 保存先フォルダを指定する
ダウンロードが完了すると、次のインストールファイルが保存されます。
lpls174.exe
このファイルを実行すると、Lhaplusのセットアップが開始されます。
Lhaplusのインストール方法
Lhaplusのインストール手順は次の通りです。
- ダウンロードした「lpls174.exe」をダブルクリック
- セットアップ画面で「次へ」をクリック
- インストール先フォルダを確認
- 「インストール」をクリック
- セットアップ完了画面で「完了」をクリック
インストール完了後、再起動が必要な場合があります。
表示された場合は、PCを再起動してください。
再起動後にLhaplusの設定画面が表示されますが、特に変更しなくてもそのまま使用できます。
Lhaplusの対応形式
Lhaplusは多くの圧縮形式に対応しています。
圧縮できる形式
- b64(base64)
- bh
- bz2
- cab
- gz
- lzh
- tar
- tar.bz2
- tar.gz
- zip
- uue
- xxe
- xe(SFX)
現在はZIP形式が最も一般的に使われています。
解凍できる形式
- arc
- arj
- b64
- bz2
- cab
- gz
- jar
- lzh
- lzs
- mim(MIME)
- rar
- tar
- taz
- tbz
- tgz
- uue
- xxe
- z
- zip
- zoo
- exe(SFX)
ただし、ACE形式については注意が必要です。
Lhaplusの脆弱性
Lhaplusでは、ACE形式の解凍に使用されるライブラリ
UNACEV2.dll
に脆弱性が存在することが報告されています。
この問題は CVE-2018-20250 として公開されています。
ACE形式のファイルを展開した場合、
悪意のあるファイルが実行される可能性があります。
そのため、ソフト配布サイトでも次のような注意が掲載されています。
ACE形式のファイルの解凍には本ソフトを利用しないでください
Lhaplusの脆弱性対策
この脆弱性を回避する方法は主に次の2つです。
方法① Lhaplusをアンインストールする
もっとも安全な方法は、Lhaplusをアンインストールし、別の解凍ソフトを利用することです。
方法② UNACEV2.dllを削除する
Lhaplusを使い続けたい場合は、脆弱性の原因となるDLLを削除します。
手順
- エクスプローラーを開く
- Lhaplusのインストールフォルダへ移動
例
C:\Program Files (x86)\Lhaplus
- 次のファイルを削除
UNACEV2.dll
このファイルはACE形式の解凍に使用されるものなので、削除しても通常のZIP解凍などには影響しません。
Lhaplusのバージョン確認方法
Lhaplusのバージョンは次の方法で確認できます。
- Lhaplusを起動
- 右上の「バージョン」タブをクリック
するとソフトの詳細情報が表示されます。
多くの環境で利用されているのは Ver1.74 です。
Lhaplusで文字化けする原因
Lhaplusでは、解凍したファイル名やフォルダ名が文字化けする場合があります。
これは、LhaplusがUTF-8のZIPファイルに完全対応していないためです。
特に海外で作成されたZIPファイルでは、文字化けが発生しやすくなります。
文字化けを回避する方法
文字化けを防ぐ方法として、UTF-8に対応した解凍ソフトを使用する方法があります。
代表的なソフト
- 7-Zip
- Explzh
これらのソフトはUTF-8に対応しているため、文字化けの発生を防ぐことができます。
LhaplusでZIPにパスワードを付ける方法
Lhaplusでは、ZIP圧縮時にパスワードを設定することができます。
手順
- 圧縮したいファイルを右クリック
- 「圧縮」→「.zip(pass)」を選択
- パスワードを入力
これでパスワード付きのZIPファイルを作成できます。
Lhaplusのパスワード探索機能
Lhaplusには、ZIPファイルのパスワードを試行する「パスワード探索機能」があります。
ただし、この機能は総当たり方式のため
- パスワードが長い
- 文字の種類が多い
場合は解析に非常に時間がかかることがあります。
また、他人のファイルのパスワード解析は利用規約や法律に抵触する可能性があるため、使用には注意が必要です。
Lhaplusの代替ソフト
Lhaplusは便利なソフトですが、更新が長く行われていないため、別の解凍ソフトを利用する人も増えています。
ここではLhaplusの代替としてよく使われているソフトを紹介します。
7-Zip
7-Zipは無料で使える高機能な圧縮・解凍ソフトです。
特徴
- 高い圧縮率
- 多くの形式に対応
- UTF-8のZIPにも対応
- 現在も更新が続いている
世界中で利用されている定番ソフトです。
Explzh
Explzhは日本製の圧縮解凍ソフトです。
特徴
- 日本語環境で使いやすい
- ZIPやRARなど多くの形式に対応
- 文字化けが起きにくい
- 定期的に更新されている
日本のユーザーには特に人気があります。
Bandizip
Bandizipは高速な圧縮解凍ソフトです。
特徴
- 解凍速度が速い
- Windowsとの相性が良い
- シンプルで使いやすい
初心者でも扱いやすいソフトです。
よくある質問(FAQ)
Lhaplusは危険ですか?
Lhaplus自体が危険なソフトというわけではありませんが、ACE形式の解凍に使用される「UNACEV2.dll」に脆弱性(CVE-2018-20250)が報告されています。
このDLLを削除するか、ACE形式の解凍を行わなければ通常の使用では問題ありません。
Lhaplusはまだ使えますか?
現在でも使用は可能です。
ただし開発更新が長く行われていないため、セキュリティ面を考えると代替ソフトを検討するのも一つの方法です。
Lhaplusの文字化けはなぜ起きるのですか?
LhaplusはUTF-8形式のZIPファイルに完全対応していないため、海外で作成されたZIPファイルなどを解凍すると文字化けすることがあります。
Lhaplusの代替ソフトはありますか?
Lhaplusの代替としてよく使われているソフトには次のようなものがあります。
- 7-Zip
- Explzh
- Bandizip
これらのソフトはUTF-8にも対応しており、現在でも更新が続いています。
まとめ
Lhaplusは長年使われている便利な圧縮・解凍ソフトですが、
ACE形式の解凍ライブラリ「UNACEV2.dll」に脆弱性が指摘されています。
安全に利用するためには、次の対策を行いましょう。
- ACE形式の解凍を行わない
- UNACEV2.dllを削除する
- 必要に応じて別の解凍ソフトを利用する
また、文字化けが発生する場合は、UTF-8対応の解凍ソフト(7-Zipなど)を使用すると解決できる場合があります。


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