先週末のことです。
特に目的もなく、何気なく立ち寄った本屋で一冊の本が目に留まりました。
それが 大人のロック!ザ・ビートルズ世界制覇50年 です。
ビートルズ関連の書籍はこれまで数多く読んできましたが、「世界制覇50年」という切り口と、「大人のロック!」という誌名の組み合わせに、自然と興味を引かれました。
内容は魅力的、しかし購入を迷わせた理由
手に取って中身をざっと確認してみると、写真の選び方や記事構成からして、かなり読み応えがありそうだという印象を受けました。
単なる年表的なまとめではなく、「当時をどう捉えるか」「なぜ世界を制覇できたのか」という視点が感じられます。
ただ一つだけ、気になる点がありました。
裏表紙に、わずかな折り目がついていたのです。
読む分にはまったく問題のない程度でしたが、新品として買うには少し迷いが生じました。
「他の店で探してみよう」
そう思い、その日は購入を見送ることにしました。
他店を探すも、意外な結果に
翌日、別の本屋にも足を運びました。
大型書店なら置いてあるだろう、と軽く考えていたのですが、結果は見つかりません。
さらに別の店舗も回ってみましたが、同じ本はどこにもありません。
ここで初めて、「あの一冊は、実はそれほど流通していないのかもしれない」と感じ始めます。
一週間後、同じ棚での再会
そして一週間後。
再び最初の本屋を訪れると、例の本はまだ同じ棚にありました。
裏表紙の折り目もそのまま。
この一週間、誰にも手に取られずに残っていたことを思うと、不思議な縁のようなものを感じます。
ここまで来ると、迷いはなくなりました。
「今度逃したら、もう出会えないかもしれない」
そう思い、迷わず購入しました。
読み進めて分かる「大人向けビートルズ本」の魅力
家に帰り、改めてじっくりと読み始めてみると、立ち読みでは分からなかった本書の魅力が次々と見えてきました。
この本は、単にビートルズの歴史をなぞるだけではありません。
当時の音楽シーン、社会背景、そしてメンバーそれぞれの立ち位置を踏まえながら、「なぜビートルズが世界を制覇できたのか」を多角的に掘り下げています。
誌名どおり、どこか落ち着いた視点で書かれており、若い頃にビートルズを聴いていた世代にとっては、特に刺さる内容だと感じました。
写真と記事が語る、50年という時間の重み
印象的だったのは、写真の使い方です。
派手な未公開写真を前面に押し出すというよりも、時代の流れを感じさせる写真が効果的に配置されています。
ビートルズが単なる人気バンドではなく、
「文化そのもの」になっていく過程が、写真と文章の組み合わせで自然に伝わってきます。
改めて、世界制覇50年という時間の重みを実感させられました。
読後に残った、静かな満足感
読み終えたあとに残ったのは、派手な興奮ではなく、静かな満足感でした。
「ああ、やはりビートルズは特別な存在だったのだな」
そんな気持ちが、ゆっくりと胸に広がります。
最初に気にしていた裏表紙の折り目など、今となってはまったく気になりません。
むしろ、少し回り道をしたからこそ、この一冊への愛着が深まったようにも感じます。
まとめ
『大人のロック!ザ・ビートルズ世界制覇50年』は、
ビートルズの歴史を「振り返る」だけでなく、「考え直す」きっかけを与えてくれる一冊です。
若い頃にビートルズを聴いてきた人にとっては、
当時とは違う視点で彼らの偉大さを再確認できる内容になっています。
もし本屋で見かけたら、多少の迷いがあっても手に取ってみる価値は十分にあります。
ビートルズファン、とくに“大人になった今”のファンにこそおすすめしたい書籍です。


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